フリーゲージトレイン

軌間(ゲージ)とは左右のレール頭部内面間の距離のことです。世界には様々な幅のゲージがあり、日本だけを見ても大きく分けて3種類のゲージが存在します。

軌間(ゲージ)について

軌間(ゲージ)について
軌間(ゲージ)について

開発中の軌間可変電車は、地上に設置した軌間変換装置の上を自力で通過することによって、車輪の左右間隔をレール幅に合わせて自動的に変換します。この電車が実用化されると、在来線のレール幅の変更を行わなくても、新幹線と在来線の直通運転が可能となります。

平成10年に3両編成の第1次試験車両を完成させ、平成11〜12年度には米国コロラド州のプエブロ試験線での走行試験(最高速度246km/h)、平成 14〜16年度には国内の在来線での走行試験(最高速度130km/h)、平成16年度には山陽新幹線での走行試験(最高速度210km/h)等を実施することにより、各種データを蓄積してきました。
平成19年3月には、これまでの試験成果を反映させた第2次試験車両を完成させ、平成21年度に、在来線(日豊線)での走行試験(最高速度130km/h)、九州新幹線での走行試験(最高速度270km/h)を実施しました。

地上の軌間変換装置
地上の軌間変換装置

軌間変換のメカニズム

軌間変換のメカニズム

第2次試験車両編成図

第2次試験車両編成図

第2次試験車両主要諸元

項目 諸元
形式 Mc3 M2 Mc4
自重 各車最大50t
電気方式 新幹線区間:交流25kV(60Hz) 在来線区間:交流20kV(60Hz)及び直流1.5kV
目標最高速度 新幹線区間:270km/h 在来線区間:130km/h
車両全長 23,075mm 20,500mm 23,075mm
車体幅 2,945mm
車体高さ 4,030mm 4,290mm 4,030mm
車体構造 アルミニウム合金製  気密構造
台車方式 平行カルダン駆動
力行 VVVFインバータ制御
ブレーキ 電力回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(応荷重付)