「興山丸」がマリンエンジニアリング・オブ・イヤー2010を受賞しました

 平成23年7月22日(金)に海運クラブ(東京都千代田区)において、海事三学会(日本航海学会、日本船舶海洋工学会、日本マリンエンジニアリング学会)合同表彰式が執り行われました。鉄道・運輸機構は、一般貨物船では初めてタンデム・ハイブリッド電気推進方式を採用した15,000総トン型SESセメント運搬船「興山丸」に関し、日本マリンエンジニアリング学会より、マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー2010(注)を受賞いたしました。

受賞テーマ

  • 「タンデム・ハイブリッドシステムを採用したセメント船「興山丸」」

受賞者

  • 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、
  • 宇部興産海運株式会社、
  • 独立行政法人海上技術安全研究所、
  • 株式会社神田造船所、
  • ナカシマプロペラ株式会社

(注)舶用機関、舶用機器のマリンエンジニアリング分野の優れた技術を賞することによって、その先進性・重要性を広く国内外に知らしめ、関連の学術的産業技術をさらに発展させるべく制定された日本マリンエンジニアリング学会の特別賞

表彰を受ける機構 加戸理事(左)
表彰を受ける機構 加戸理事(左)
受賞者5者
受賞者5者

興山丸

 「興山丸」には、鉄道・運輸機構の「高度船舶技術実用化助成制度」により平成20〜22年度に実用化を支援した「内航向けタンデム型CRPシステム」と「タンデム配置推進装置を有する船舶の操船統合制御システム」が搭載され、タンデム・ハイブリッド推進方式を実現しております。

興山丸

内航向けタンデム型CRPシステム

CPP(可変ピッチプロペラ)とポッド推進器から構成されるシステムにより、二重反転効果によってプロペラ効率を大幅に向上

  • 推進効率向上による環境負荷低減
  • 360°回転するポッドによるきめ細かい操船制御
  • 保針性の向上による安全性の確保
タンデム型CRPシステムの概略
タンデム型CRPシステムの概略

タンデム配置推進装置を有する操船統合制御システム

後進を含む全ての運航モードにおいて、1つのレバーハンドルの操作により各推進プラント機器の出力配分を自動的に実施

  • 燃料消費量の抑制による環境負荷低減
  • 従来船舶と同様の感覚で容易に操船可能となるため、乗員負担の軽減や安全性の向上
操船統合制御システムの概略
操船統合制御システムの概略