北陸新幹線 長野・金沢間 列車走行試験とW7系歓迎セレモニー

北陸新幹線 長野・金沢間(延長228km)の建設工事は、平成27年3月14日の開業に向け順調に進んでおり、沿線ではさまざまなセレモニーやイベントが行われるなど、新幹線歓迎ムードは今までにない盛り上がりをみせています。
北陸新幹線では平成26年8月1日から平成26年10月31日までの間、新幹線電気・軌道総合試験車(通称:イースト・アイ)およびW7系・E7系新幹線車両を使用し、土木構造物・軌道・電車線・信号・運転諸設備などの機能確認を目的とした列車走行試験を行っています。

走行試験初日の8月1日(金)未明、イースト・アイは長野駅から金沢へ向けて出発し、走行中に各種設備の点検を行いながら、夕方に金沢駅へ到着しました。当日、沿線の新幹線眺望スポットには、普段見ることが出来ないイースト・アイを一目見ようと、住民や鉄道ファンが待ち構えカメラに収めていたそうです。
そして、平成26年8月5日(火)、W7系新型車両による北陸新幹線 長野・金沢間の走行試験が開始されました。
早朝に白山総合車両所を出発したW7系は北陸本線と並行しながら高架橋を金沢方面に向かって走り出します。高架橋沿いの新幹線を望むことができる建物などには多くのギャラリーが一目W7系を見ようと、今か今かと待ちわびていました。
この日から始まったW7系による本線走行試験に合わせ、金沢駅では入線する一番列車を歓迎するために石川県・金沢市主催でW7系歓迎セレモニーが開催されていました。一般公募で当選された一般の方々約500名をはじめ、石川県知事や金沢市長など約20名の来賓がご出席され、北陸新幹線開業PRマスコットキャラクターである「ひゃくまんさん」も駆けつけるなど、W7系の初入線にふさわしい盛大なイベントとなりました。
金沢駅でのイベントは平日の早朝ながら、一般参加の皆さんは地元・金沢に新幹線が走るという期待に胸を躍らせながらお集まりいただきました。金沢市内の小学生約100名による鼓笛隊や石川県警音楽隊による素晴らしい演奏でセレモニー会場の歓迎ムードはどんどん高まっていきます。
待ちに待ったW7系が金沢駅に進入してくると、その空色と銅色のラインを身にまとった鮮やかなアイボリーホワイトの車体を見るや、皆さん一斉に歓迎のフラッグを振りながら、歓喜の声を上げていました。ようやく金沢に新幹線が来た、開業が間近に迫ってきているとの万感の思いがあるのでしょう。
金沢駅で停車しているW7系を間近で見た方々は、車両を撮影したり、車両と共に記念撮影をするなど出発までのわずかな時間を思い思いに楽しんでいました。
W7系が富山方に向けて出発する際も、皆さん入線時と同じように歓迎フラッグを振りながら、笑顔で新幹線を見送っていました。セレモニーが無事終了し退場する時には、とても満足そうな表情をしていました。
当日は北陸新幹線の沿線各駅においても、さまざまなセレモニーが行われており、各地のテレビ局や新聞社など報道陣も取材に訪れ、全国的なニュースとしても広く報道され、注目度も上昇しています。北陸新幹線は、今後も開業までさまざまな話題を提供してくれることでしょう。 

写真
入線・架線試験で走行中のイーストアイ
写真
走行試験をするW7系

写真
飯山駅歓迎セレモニー(長野県)
写真
上越妙高駅歓迎セレモニー(新潟県)

写真
黒部宇奈月温泉歓迎セレモニー(富山県)
写真
金沢駅歓迎セレモニー(石川県)

走行試験の内容

  1. 入線・架線試験
    新設した線路に初めて列車を走行させる試験で、線路、架線および橋りょうなどの構造物が列車の走行に問題のないことを確認
  2. ATC現示試験
    ATC(自動列車制御装置)の正常な作動を確認
  3. 速度向上試験
    軌道、架線などの整備状態を確認しながら、260km/hまで段階的に速度を上げ、高速走行の安全性および安定性を確認