北海道新幹線 新青森・新函館北斗間 列車走行試験とH5系歓迎セレモニー

北海道新幹線  新青森・新函館北斗間(延長約148.8q)の建設工事は、平成27年度末の完成に向け順調に進んでおり、沿線ではさまざまなセレモニーやイベントが行われ、新幹線歓迎ムードは今までにない盛り上がりをみせています。
北海道新幹線では平成26年12月1日から平成27年3月1日までの間、H5系新幹線車両を使用し、土木構造物・軌道・電車線・信号・運転諸設備などの機能確認を目的とした列車走行試験を行っています。

新函館北斗駅

走行試験初日の12月1日(月)午後1時20分頃にH5系車両が函館総合車両基地を発進し、午後2時10分頃に新函館北斗駅へ到着しました。当日は荒天の中でしたが、沿線の新幹線眺望スポットには、北海道で初めての新幹線を一目見ようと、住民や鉄道ファンが待ち構え、カメラに収めていました。
この日から始まった本線走行試験に合わせ、新函館北斗駅では入線する一番列車の歓迎セレモニーが開催されました。一般公募者約200名をはじめ、約70名の来賓が出席され、北斗市のマスコットキャラクター「ずーしーほっきー」、ハコダテ観光ガイド「イカール星人」、七飯町の観光PRキャラクター「ポロトくん」と「ポントちゃん」、北海道新幹線開業PRキャラクター「どこでもユキちゃん」も駆けつけ、盛大なイベントとなりました。
上磯中学校吹奏楽部による演奏の中、H5系車両が新函館北斗駅に入線してくると、参加者の皆さんは一斉に歓迎の旗を振りながら、歓喜の声を上げていました。その後、試験列車から降りてきた北海道新幹線建設局長とJR北海道の新幹線運転士へ地元市渡小学校児童による花束贈呈や、くす玉割りが行われました。参加者の皆さんは「ようやく北海道に新幹線が来た」、「開業が間近に迫ってきている」との万感の思いでH5系車両を見守っていました。

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くす玉割りの様子
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ホーム測定の様子

木古内駅

12月2日(火)には北海道の新幹線玄関口となる木古内駅に入線する一番列車の歓迎セレモニーが開催されました。町内に初雪が降ったこの日、一般公募者約250人をはじめ、約50名の来賓が期待に胸を躍らせて出席されました。
当日は木古内町の公式キャラクターでJR北海道から木古内駅新幹線観光駅長に任命されている「キーコ駅長」と木古内中学校生徒によるくす玉割り、函館商工会議所青年部「北海道新幹線はやぶさPR隊」のユニークなパフォーマンスや、知内高等学校吹奏楽部の記念演奏があり、会場は大変な盛り上がりとなりました。
そして「みそぎ太鼓」の勇壮な音色の中、木古内駅に初めてH5系車両が入線すると、来場者は停車中に車両と記念撮影をしたり、H5系車両をしみじみと見入ったりと、北海道に新幹線が来たことに万感の思いでH5系車両を見守っていました。

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雪の中、木古内駅にH5系車両入線
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キーコ駅長と木古内中学校生徒による
くす玉割り

奥津軽いまべつ駅

12月7日(日)の走行試験で、H5系車両が初めて青函トンネルを通過し、北海道側から本州へと到達しました。
前日の12月6日の午後10時過ぎに新函館北斗駅を出発したH5系車両は、12月7日の午前3時過ぎに青函トンネルに進入、午前5時過ぎには青函トンネルを出て、夜明けを待つ雪空の青森県側に姿を現しました。
この日は、今別町主催による「歓迎お手振り活動」が行われ、早朝にも関わらず60名を超える地元の皆さんが、建設中の奥津軽いまべつ駅ホームに集まり、午前5時41分に初入線となったH5系車両を手を振って迎えました。
同日午後には、奥津軽いまべつ駅のホーム上で、今別町主催による「北海道新幹線試験車両入線歓迎式」が改めて開催され、今別町長、青森新幹線建設局長、JR北海道函館支社長の挨拶、青森県知事の祝辞(代読)の後、今別小学校の児童をはじめとする100人以上の地元の皆さんが、先頭車両の横で次々に記念撮影を行いました。
東北新幹線でおなじみの緑に加えて、北海道新幹線独自のラベンダーをイメージした紫色のラインが入った車両と対面し、式典の参加者は平成27年度末に迫った北海道新幹線の完成への思いを新たにしていました。

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H5系車両が初めて青函トンネル
(本州方)を通り抜けた [提供:今別町]
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地元小学生と新幹線の記念ショット

現在は最高速度260km/hでの走行試験なども実施しており機構としては構造物や設備の完成度を高め、天候に左右されにくく、高速で乗り心地の良い、安心、安全、快適な新幹線となるよう全力で取り組んでまいります。引き続き、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。

走行試験の内容

  1. 入線・架線試験
    新設した線路に初めて列車を走行させる試験で、線路、架線および橋りょう等の構造物が列車の走行に問題のないことを確認。
  2. ATC現示試験
    ATC(自動列車制御装置 Automatic Train Control)の正常な作動を確認。
  3. 速度向上試験
    軌道、架線等の整備状態を確認しながら、30q/hから260q/hまで段階的に速度を上げ、高速走行の安全性及び安定性を確認。