平成26年度土木学会技術賞及び田中賞を受賞しました

平成27年6月12日(金)、ホテルメトロポリタンエドモントで開催された第101回土木学会通常総会において、平成26年度土木学会賞の表彰式が行われました。当機構は岩手県及び三陸鉄道(株)と連名で技術賞(Uグループ)を、三陸鉄道(株)と連名で田中賞を受賞しました。
技術賞(Uグループ)は「土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクト」に授与される賞です。
田中賞は、「橋梁及びそれに類する構造物の新設または改築で、計画・設計・製作・施工・維持管理等の面において特色を有する作品」に授与される賞です。

<土木学会技術賞(Uグループ)>
○東日本大震災で被災した三陸鉄道の復旧

受賞者:
岩手県、三陸鉄道株式会社、鉄道・運輸機構
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南リアス線運行再開

三陸鉄道は、東北地方太平洋沖地震及び巨大津波により鉄道施設が甚大な被害を受けましたが、いち早く決まった復旧方針のもと、被災地で資機材や作業員の確保が困難な状況の中、工事を進めました。そして、震災発生から3年後の平成26年4月に全線で運行を再開し、沿線住民に復興が不可能でないことを示しました。
復旧工事では、設計施工の創意工夫と新技術の積極的な導入により、耐震性・耐津波性の向上、復旧費の縮減と工期短縮を図りました。三陸鉄道の復活は、三陸沿岸地域の産業振興及び観光復興に寄与するとともに、復旧工事での創意工夫は土木技術の発展に多大に貢献すると評価されました。

<土木学会田中賞>
○三陸鉄道ハイペ沢橋梁

受賞者
 
企業者:
鉄道・運輸機構、東京支社、三陸鉄道株式会社
設計者:
八千代エンジニヤリング株式会社
施工者:
東急・小山特定建設工事共同企業体

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三陸鉄道ハイペ沢橋梁(GRS一体橋梁)

三陸鉄道ハイペ沢橋梁は、津波で流失した旧橋に代わる新設の鉄道橋です。橋梁は桁の流失防止ならびに高い耐震性を持つGRS橋台(補強土橋台)の天端部にSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)構造の桁を剛結した2径間GRS一体橋梁であり、平成26年4月に世界で初めて供用されました。
本橋は、橋梁・地盤・コンクリート工学の最新の知見を駆使し、これらを融合した独創的な橋梁構造であり、耐震性と耐津波性等が飛躍的に向上したことに加え、十分な経済性を有していることから、今後の適用拡大が期待でき、橋梁技術の発展に貢献すると評価されました。