平成24年度土木学会技術賞及び環境賞を受賞しました

 平成25年6月14日(金)、ホテルメトロポリタンエドモントで開催された第99回土木学会通常総会において、平成24年度土木学会賞の表彰式が行われ、当機構が技術賞(Tグループ)と環境賞(Uグループ)を受賞しました。
 技術賞(Tグループ)は、「具体的なプロジェクトに関連して、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる計画、設計、施工または維持管理等の画期的な個別技術」に、環境賞(Uグループ)は、「土木技術・システムを開発・運用し、環境の保全・創造に貢献した画期的なプロジェクト」に授与される賞です。

<技術賞(Iグループ)>
○山岳工法とシールド工法の境界領域における「SENS」の高速掘進
 −北海道新幹線 津軽蓬田トンネル−
 受賞者:鉄道・運輸機構 青森新幹線建設局、鹿島・鉄建・梅林・田中組JV

 津軽蓬田トンネルでは、切羽の不安定化が予測されることから三本木原トンネルに続く2例目としてSENSによる機械化施工を採用するとともに、北海道新幹線の完成に向けた工程確保のため高速掘進技術の開発を行いました。その結果、最高月進367.5m、長距離掘進のため中間立坑で行ったビット交換を除く平均月進190m へ大幅に更新するとともに、山岳工法(NATM)と同等の工事費でシールド工法並みの高速掘進を実現することができ、経済性にも優れた高速掘削技術を確立したことが評価されました。

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SENS発進時全景
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トンネル貫通

<環境賞(IIグループ)>
○絶滅危惧種クロツラヘラサギの保全に配慮した新幹線橋りょうの新設
 −九州新幹線 氷川橋りょう−
 受賞者:鉄道・運輸機構 九州新幹線建設局

 絶滅危惧種に該当するクロツラヘラサギの越冬地である氷川の中州を通過する橋りょうの施工にあたり、河川内工事着手前から生息調査に着手し、代償休息地の創造やデコイ(模型)による誘引を実施し、陸側からの片押し工法の採用や、非渇水期に施工期間をシフトするなどの対応を実施しました。その結果、クロツラヘラサギの飛来数はやや増加傾向にあり、生息環境の保全に努めた施工を行ったことが評価されました。

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氷川橋りょうを走行する新幹線と
クロツラヘラサギ
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デコイによる誘引