平成28年度 第1回 議事要旨

開催年月日 平成28年6月30日(木)14:00〜16:00
開催場所 鉄道・運輸機構 理事会議室(22階)
出席者
〔委員〕
(委員長以外の委員は五十音順)
委員長
杉山 雅洋(早稲田大学 名誉教授)
委員
金子 雄一郎(日本大学 理工学部 教授)
委員
根本 敏則(一橋大学 大学院商学研究科 教授)
委員
二村 真理子(東京女子大学 現代教養学部 教授)
〔機構〕
土屋 知省(理事長代理)、神山 和美(理事)、酒井 慎一(鉄道助成統括役)、 三上 圭一(鉄道助成部長)、井野 則明(同部担当部長)、土屋 是広(特定財源 管理課長)、鈴木 英一(助成第一課長)、春山 忠嗣(助成第二課長)

配布資料一覧

平成28年度 第1回 委員会資料

概要

1.鉄道助成業務に関する動向(報告事項)について

  • 事務局から、【資料1】(PDF:1,136KB)により報告。

議事1に係る質疑

(委員)
資料1-2、3・4ページの事業者が協議会等に補助しているとのことであるが、そういうところに補助するのか。
(機構)
そのとおり。法定協議会に補助を出すメニューである。法人格までは求めていない。
(委員)
資料1-3については、報告事項なのであくまで参考意見として、国土交通省に対して昨年度の評価をBとされているが、Bの上にはAもSもあり、できれば次は上をという意気込みを示していただきたいとの感想を持っている。それでは、資料1は、報告事項であり、とりたてて議論をとりまとめるものではな いので、この辺で終了とする。

2.鉄道助成業務の実施手続きに関する事項(審査・評価事項)について

  • 事務局から、【資料2】(PDF:294KB)により報告。

議事2に係る質疑

(委員)
資料2は、審査・評価事項になっているが、ご意見はなかったということで委員の皆様にご承認いただいたという扱いとする。

3.鉄道助成業務の実施状況に関する事項(審査・評価事項)について

  • 事務局から、【資料3】(PDF:4,237KB)鉄道助成業務の実施状況に関する事項のうち、資料3-1「平成27年度鉄道助成業務の実施状況」を説明。

議事3 資料3-1に係る質疑

(委員)
平成27年度の踏切保安設備整備補助金の不用額が多いが、どのような理由によるものなのか。
(機構)
踏切補助の場合は、予算額に対して、補助事業件数がなく不用が出たものである。
(委員)
了解。
(委員)
法定協議会も審査の対象になっているのか、また、何か問題はなかったのか。
(機構)
審査の対象としている。法定協議会には自治体からの出向者等が入っており、鉄道事業者も同席するため、審査に問題はない。
(委員)
逆にいうと自治体が関与していない協議会はあるのか。
(機構)
基本はない。
(委員)
よろしいか。それでは、次に移らせていただく。
  • 事務局から、【資料3】(PDF:4,237KB)鉄道助成業務の実施状況に関する事項のうち、資料3-2「個別案件 鉄道防災事業費補助(四国旅客鉄道(株))」を説明。

議事3 資料3-2に係る質疑

(委員)
防災事業を実施する際には、耐震に対応しているのか。
(機構)
国の設計標準や維持管理標準等に基づき設計している。耐震に対しては計算していると思う。
(委員)
各社とも早期に行わなければならない箇所があり、優先順位を選定しているとは思う。必要性の観点から、過去に災害があった場所を優先するのか。
(機構)
要件が国土の保全と国民の安全と公共施設の安全であるので、優先順位をつけて行っている。
(委員)
補助対象事業として適切であるかどうか、鉄道事業者との行き違いで事業を機構が認めなかった案件はあるのか。
(機構)
認めなかった案件はない。
(委員)
29ページで「書類審査のポイント」として、「補助事業内容の経済性、効率性、有効性」も見てくるという事であるが、こういう時の「経済性、効率性、有効性」とはどのように考えればよいのか。
(機構)
書類審査において、書類に示されたことが適正に処置されているかという観点から見ることになる。
(委員)
この事業は民家が建っていないと実施できないものか。
(機構)
公共施設という形で河川や道路があれば民家がなくても可能である。
(委員)
鉄道+αで一緒に守るという意味で、他の物に対しても被害が軽減できるという事が条件になっているということか。
(機構)
そのとおり。
(委員)
海難の場合は、護岸工事的なものであればよいのか。
(機構)
これは公共事業の系譜を持った補助金なので、鉄道事業者が代わりに公共事業を行っている。例えば護岸工事や砂防事業を行っているものであり、対象が縛られるという事だと思う。
(委員)
施工したい延長はまだ残っていて、毎年予算が多くないから少しずつ行っているということか。
(機構)
予算が少ないからではなく、事業者の能力に合わせて行っている。
(委員)
海岸といった場合には、例えば漁港なんかも対象になるのか。
(機構)
漁港は対象ではないと思う。
(委員)
前回の委員会でチェック業務のプロセスを我々がチェックできるようにと要望したが、この点に関して、委員の皆様ご意見・ご質問等いかがか。
(委員)
大変わかりやすく説明していただいた。41ページの「額の確定のチェックシート」 で「契約手続きが適正に行われている」という項目で、これは競争入札を行っているのか随意契約なのか。工事によって違うが、随意契約の理由の説明を受けて内容が妥当だと判断をしたということか。
(機構)
そのとおり。
(委員)
単価のチェックは、事業者でやっているのか。
(機構)
行っている。機構もチェックを行っている。
(委員)
地方で難しいかもしれないが、経済性を考えると競争入札が望ましいと思うが、その地域でよい方法で行って欲しい。
(機構)
委員の言うとおりと思う。審査時に適切かどうかチェックを行う。
(委員)
まる6発生品の処理」とはどういうものか。
(機構)
土砂や残土が発生するので、それが整理されているかチェックしている。
(委員)
まる6の右の方に「減額手続き」というのに「戻入」とあるが、残土とかそういう話か。
(機構)
そのとおり。
(委員)
去年、今年と細かく助成業務を教えていただき、丁寧に行っていることはわかった。昨年の案件は、抽出審査であったが、今回は、全ての審査を行ったのか。
(機構)
現地審査については、抽出である。書類審査については、全てを見ている。去年は、件数の多い新幹線等の大きな工事で、抽出して審査を行った。それ以外については、全ての書類を見るという事を前提にしている。
(委員)
大学も調査費をもらった時に一般管理費15〜20%取られるが、額に比例する。額に比例しなくてもいいが、メリハリつけたほうが効率的ではないか。
(機構)
鉄道助成関係補助金交付審査マニュアルの中に、対象件数が多い場合などには、当該事業の内容及び審査の効率性等を勘案して抽出し実施する、事業案件がごく少数である場合、事業内容が簡易なものである場合等には、書面審査のみを行い現地審査を行わないことができるといった記載があり、案件に応じて効率的な審査の方法を我々も行っている。
(委員)
いずれにしてもしっかりとやっているというのは確かなこと。
(委員)
ある程度合理化しながらやっているような気がする。
(委員)
今のご意見は、しっかり審査を行っておられるけれども、もしチェックプロセスでより省力化できれば、検討してみたらどうかというご意見だと思う。
(委員)
この辺でご意見を集約させていただく、個別案件を含めて全般的に適正に行っているのではないかという評価であろうかと思うが、それでよろしいか。

4.その他鉄道助成業務の実施に関し必要な事項(審査・評価事項)について

  • 事務局から、【資料4】(PDF:1,286KB)その他鉄道助成業務の実施に関し必要な事項のうち、資料4-1平成27年度改善意見の実施状況について(最終報告)を説明。

議事4 資料4-1に係る質疑

(委員)
改善意見の最終報告について、ご意見、ご質問あればお願いする。
(委員一同)
特になし。
(委員)
よろしいか。平成27年度私どもが提出させていただいた改善意見については、適切に対応されているということにさせていただきたいと思う。
  • 事務局から、【資料4】(PDF:1,286KB)その他鉄道助成業務の実施に関し必要な事項のうち、資料4-2平成28年度計画について、資料4-3 鉄道助成部の平成28年度の主な取組みについてを説明。

議事4 資料4-2、資料4-3に係る質疑

(委員)
実は、第1回委員会の大きな業務として、その年度の改善意見を申し上げなければならないのであるが、それに関して、共通な資料が「平成28年度計画」及び「鉄道助成業務の平成28年度の主な取組みについて」である。平成28年度、理事長に申し上げる改善意見については、委員の先生方のご意見をベースに考えてみたいと思うが、現時点でこういうことを論じてみたらどうかというようなご意見があればお伺いたいと思うがいかがか。
(委員)
書かれてあること自体は問題ないと思うが、何かプラスアルファということか。
(委員)
それを含めて。ただし、平成28年度で実行できることを申し上げる意見である。
(委員)
ここに書かれている平成28年度の案自体はよくできていると思う。
(委員)
この場で具体的なご意見をいただけにくいということであれば、別途お気づきなられた点を事務局にお伝えいただき、それをベースに私と事務局で素案を考え、先生方のご意見を伺いたいと思う。私の一つの素案として、例えば、審査業務の適正・効率的な執行については、消費税はすでに行われているので、繰り返すことなく別のものが候補に挙がるのではないか。地域鉄道事業者に対する情報提供については、平成27年度の研究会での要望や課題からその中の重点課題を整理して加えてみたらどうか。職員の能力向上についても、行ってどういう効果がでたのか。素案であるからもっと新しいものがあれば、改善意見として検討する余地があるが、それはお考えいただく一つの材料として申し上げさせていただいた。また、私と事務局で文書化するので、それをフィードバックするやり方でいかがか。

5.議事の総括

(委員)
以上で本日の議事を簡単にまとめてみると、議事1は、報告事項として承った。議事2については、審査・評価事項であるが、国の制度変更に準拠したということであるので、特段の意見はなかった。議事3は、個別案件を含めて平成27年度の業務は、適正に行われたという評価を致した。議事4について、平成27年度の改善意見については、適切に対応していただいた。平成28年度取組みについては、委員の先生方からよく書いているとのご意見があったので、それをベースに平成28年度の改善意見を作成させていただく。本日いただいた意見を平成28年度の業務に反映していただいて、実施状況を次回以降の委員会で回答していただければと思う。