用地協議で、起業者の考えと大きな隔たりがある地権者に対して、相手方の主張に耳を傾けつつ、現実的に折り合える点を粘り強く模索する先輩職員の姿を見て、用地というか社会人の仕事はこういうものかということを感じました。
経理処理を通じて、工区ごとの工事や事業全体の進捗を把握できるものだと実感しました。また、億単位の工事費の支払書類を目にすることも珍しくなく、鉄道建設事業のスケールの大きさをつくづく感じました。
自分は関東出身のため、赴任当初は地元の人同士で交わされる会話がまったく理解できないほどでしたが、3年間何度も足を運ぶうちにすっかりなじみ、最後にはふるさとのように感じられるまでになりました。
給与関係のルールは部内規程等で定められています。誰が読んでも一つの結論となるよう法律のような体裁をとっているので、例外規定や経過措置を含む文章は全般的に難解で、そもそもの内容を理解するのに四苦八苦しました。
職員の転入が多かったため、民間の物件を宿舎・寮として数多く賃借しました。予算等の制約もあり物件探しは大変でしたが、入居した職員が喜んでくれるので、やりがいを感じる業務でした。
新卒採用でも同様ですが、社会人採用に応募されてきた方々は、JRTTが就職するに値する会社であるか採用担当者を通じて得た情報も踏まえて判断するので、こちらも緊張感を持ちつつ、JRTTの良いところをきちんと伝えるようにしていました。
2015年3月に北陸新幹線(長野・金沢間)が開業し、開業に関係する多くのイベントに携わりました。県、市町、JR等関係者が多く調整等が大変でしたが、地元(金沢)が盛り上がる中、開業のクライマックスに舞台裏で立ち会えたので本当に幸せでした。
組織運営上の課題に対応するため、予算や法令等さまざまな制約を踏まえながら、人事評価制度の見直し案の策定に取り組んでいます。