電気 専門的な要素が強い鉄道電気。
そのスペシャリストとして成長していく喜び。
N.O 2004年入社 東京支社 通信課 課長補佐
北陸新幹線(金沢・敦賀間)通信設備の計画・設計・発注(取材時)

1年目~2年目
関東支社
電車線課
仙台空港線電車線路設備の設計・発注を担当。

JRTT入社後、始めて担当した線区でした。電車線設備についての知識がまったくない状況からのスタートではありましたが、上司や先輩の指導の下、徐々に業務の進め方を理解していきました。

2年目~3年目
関東支社
名取鉄道電気建設所
仙台空港線電車線路設備の施工管理を担当。

初めての現場業務でした。覚えたての単語を駆使しながら施工業者と打合せを行い、工程どおり施工が進むよう関係箇所との調整を行いました。初めての電化柱建植や初めてのトロリ線延線の様子は今でも思い出します。

4年目
東京支社
通信課
東北新幹線(八戸・新青森間)通信設備の計画・設計・発注を担当。

通信に異動となり初めて担当した線区。光ファイバケーブルを使用した技術が発展してきた時期であり、東北新幹線においても各種システムに光ファイバケーブルを採用し、IPやGE-PONといった技術を取り入れました。常に進化する通信技術を学ぶのに苦心しました。

4年目~6年目
東京支社
八戸(途中より七戸)鉄道電気建設所
東北新幹線(八戸・新青森間)通信設備の施工管理を担当。

駅通信設備はお客さんの目に入る設備が多々あることから、関係箇所と調整しながら、使いやすい駅、見た目が良い駅となるよう心がけながら施工管理を行いました。開業後、七戸十和田駅を見たときには、施工当時の苦労を思い出すと同時に、お客さんが通信設備を利用している姿を見て喜びを感じました。

6年目~9年目
東京支社
通信課
東北新幹線(八戸・新青森間)の監査・検査 北海道新幹線(新青森・新函館間)通信設備の計画・設計・発注を担当。

新幹線の試験列車に初めて搭乗しました。試験初日に、出発時間が迫っているにもかかわらず、列車無線がうまく指令所と接続できなかった苦い経験もしました。北海道新幹線では、東北新幹線の現場経験を活かしながら、建設コストの軽減などを意識しながら設計を行いました。

10年目~12年目
本社
電気管理課 担当係長
北海道新幹線(新青森・新函館間)および津軽海峡線防災事業の電気設備計画を担当。

初めての電気共通部門(変電・電車線・電力・信号・通信)、かつ本社担当。自分の系統以外の知識も必要となることから、鉄道全般について改めて勉強しました。また、本社ゆえに電気部門代表として会議に出席する機会もありましたが、その経験は自信につながりました。

12年目~
東京支社
通信課 課長補佐
北陸新幹線(金沢・敦賀間)通信設備の計画・設計・発注を担当。

直属の部下ができ、責任の重さを感じながらも、お互いに意見交換がしやすい環境を作ることを心掛けています。通信設備の設計では、関係箇所との連絡を密にしながら、将来の保守・メンテナンスを考慮したシステムとなるよう検討を進めています。

学生へのメッセージ
鉄道電気の技術は専門的な要素が強いですが、やる気さえあれば、仕事の内容は上司や先輩がしっかり教えてくれるので安心してください。また、鉄道の建設は土木系、機械系、建築系、事務系みんなの力が合わさって初めて完成します。そのため、自分の意見をしっかり持ちつつも、周りの意見も聞くことができる人と仕事がしたいと思っています。周りと協力しながら仕事が進められる方お待ちしております。

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