概要

相鉄・JR直通線は、相鉄本線西谷駅からJR東日本東海道貨物線横浜羽沢駅付近までの連絡線(約2.7km)を新設し、この連絡線を利用し、相鉄線とJR線が相互直通運転を行うものです。
相鉄・東急直通線は、JR東日本東海道貨物線横浜羽沢駅付近から東急東横線日吉駅までの連絡線(約10.0km)を新設し、この連絡線を利用し、相鉄線と東急線が相互直通運転を行うものです。
この路線が整備され、相互直通運転が行われることにより、横浜市西部および神奈川県央部と東京都心部が直結し、広域鉄道ネットワークの形成と機能の高度化がなされ、所要時間の短縮や乗換回数の減少など、鉄道の利便性向上となるとともに、新幹線へのアクセスが向上します。
また、これらの路線は、いわゆる上下分離方式による鉄道整備などが盛り込まれた「都市鉄道等利便増進法」に基づく速達性向上事業として、施行されています。 なお、これらの路線は、運輸政策審議会答申第18号における「神奈川東部方面線」の機能を有する路線です。

路線図・工事等の実施状況

地図をズームすると、各工区の進捗状況の写真が閲覧できます。

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路線図・工事等の実施状況

立岩トンネル

北海道新幹線新函館北斗・札幌間建設工事のうち、立岩トンネル(立岩)他工事は、これまで現地で工事を始めるための準備を進めて参りましたが、このたび準備が整い、本格的に工事着手する運びとなりました。

122.5km

212km

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※ルートは大まかな位置を示したもので、実際と異なる場合があります。ルートに関する詳細は、東京支社までお問い合わせください。
※施工範囲が長大となる特性上、各工区等の範囲内でポイントとなる大まかな位置を示しており、各構造物・施設の位置は、写真の撮影箇所から離れている場合があります。

相鉄・JR直通線開業

列車走行試験

相鉄線・JR線の直通へ向けて列車走行試験が行われました。

発車式の様子

2019年11月25日に相鉄・JR直通線の開業を控えた羽沢横浜国大駅にて発車式を執り行いました。

開業後の様子

2019年11月30日に相鉄線・JR線を直通する新たな路線が開業し、沿線地域の発展に貢 献しています。

事業の進捗状況

相鉄・東急直通線

(2022年4月1日現在)

用地取得率

用地取得率=取得済面積/要取得面積

土木工事着手率

土木工事着手率=着工延長/土木工事延長

建設計画の経緯

H12.1 運輸政策審議会答申第18号で、神奈川東部方面線の整備について答申(2015年までに開業することが適当)
H17.8 都市鉄道等利便増進法施行
H18.5 都市鉄道等利便増進法に基づく整備構想を鉄道・運輸機構が国土交通省関東運輸局長に申請、同時に相鉄が営業構想を申請(相鉄・JR直通線)
都市鉄道等利便増進法に基づく整備構想を鉄道・運輸機構が国土交通省関東運輸局長に申請、同時に相鉄・東急が営業構想を申請(相鉄・東急直通線)
H18.6 整備構想・営業構想の認定(相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線)
H18.8 都市鉄道等利便増進法に基づく速達性向上計画を国土交通省関東運輸局長に申請(相鉄・JR直通線)
H18.11 速達性向上計画の認定(相鉄・JR直通線)
都市鉄道等利便増進法に基づく速達性向上計画を国土交通省関東運輸局長に申請(相鉄・東急直通線)
H19.4 速達性向上計画の認定(相鉄・東急直通線)
H19.10 事業者説明会を開催(相鉄・JR直通線)
H20.11 事業者説明会を開催(相鉄・東急直通線)
H22.3 環境影響評価報告書の公告(相鉄・JR直通線)
都市計画決定の告示(相鉄・JR直通線)
H24.10 都市計画決定の告示(相鉄・東急直通線)
環境影響評価書の公告・縦覧(相鉄・東急直通線)
H26.3 都市鉄道等利便増進法に基づく速達性向上計画変更認定(神奈川東部方面線)
H29.3 都市鉄道等利便増進法に基づく速達性向上計画変更認定(神奈川東部方面線)
R1.5 都市鉄道等利便増進法に基づく速達性向上計画変更認定(神奈川東部方面線)

諸元表

相鉄・JR直通線

整備区間 相鉄本線西谷駅~JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近
運行区間 相鉄線:海老名駅・湘南台駅~西谷駅~羽沢横浜国大駅~JR線:新宿方面
整備延長 約2.7km
整備主体 独立行政法人
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
営業主体 相模鉄道株式会社
運行頻度(片道) 朝ラッシュ時間帯:4本/時
その他時間帯:2~3 本/時

相鉄・東急直通線

整備区間 JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近~東急東横線・目黒線日吉駅
運行区間 相鉄線:海老名駅・湘南台駅~西谷駅~羽沢横浜国大駅~東急線:日吉駅~渋谷・目黒方面
整備延長 約10.0km
整備主体 独立行政法人
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
営業主体 相模鉄道株式会社
東急電鉄株式会社
運行頻度(片道) 朝ラッシュ時間帯:10~14本/時
その他時間帯:4~6本/時

神奈川東部方面線の整備効果

地域社会への効果

横浜市西部・神奈川県央部と都心部との接続が強化

神奈川東部方面線の開業により、横浜市西部や神奈川県央部から、新横浜都心、東京都心部方面が近くなります。

乗り換え回数の減少

また、東京都心部と直結することにより、途中駅での乗り換え回数が減少するため、快適に目的地まで行くことができます。

新幹線へのアクセスが向上

東海道新幹線停車駅である新横浜駅付近に新駅を設置することにより、新幹線へのアクセスが大幅に向上します。

広域鉄道ネットワークの形成

新たな鉄道ネットワークが形成されることにより、地域間の連携や活性化が図られ、沿線地域のさらなる発展に寄与します。

公表事項

新横浜トンネル工事現場付近での地表面(道路)陥没への対応について

羽沢トンネル内の軌道敷設工事の現地調査結果と対応について

WORKING REPORT

まちの歴史や文化と調和して大都市・横浜の地下に姿を現す2つの新駅

地下駅と変電所の建築物を担当

鉄道の建設には、多くの部署が関わる。用地が確保され、工事が着工すると、まず行われるのがトンネルの掘削や高架橋の建設といった土木工事だ。ある程度進捗すると、「軌道の敷設」、「電気・信号機器の設置」、「駅舎や電気建物等の建設」、「機械類の設置」など、さまざまな工事が始まる。それぞれの分野について専門の建設所が設置され、互いに連携して一つの路線を完成させていく。


「新横浜鉄道建築建設所」は、令和4年度下期の開業を目指して建設が進められている「相鉄・東急直通線(通称ST線)」の建築工事を担当する建設所だ。令和元年7月に開設され、新横浜駅(仮称、以下「新横浜駅」)と新綱島駅(仮称、以下「新綱島駅」)という二つの地下駅と、相鉄・JR直通線として開業済みの羽沢横浜国大駅に隣接する新羽沢変電所の建築工事を担当している。このうち新羽沢変電所は先行して建設が進められ、令和元年度に竣工済みだ。


「現在は、二つの地下駅を建設しています。鉄道・運輸機構が全国で建設している整備新幹線の駅のような大きな地上の駅舎はありませんが、地下では内装工事を中心に、地上部では出入口や換気塔などの建設も行っています」


そう説明するのは、新横浜鉄道建築建設所の早﨑登所長だ。平成19年度入社の38歳。これまで九州新幹線新鳥栖駅や、北陸新幹線富山駅の設計・施工を担当してきた。平成29年からST線担当となり、令和3年4月から現職だ。


「地下駅の建設は、設計の仕方から作業の進め方まで、新幹線の駅建設とは全く違います。防災基準が桁違いに厳しくなることに加え、狭い空間で多くの部署が同時に作業に当たるため、関係各所との綿密な打ち合わせが大切です。今まさに、その最盛期にありますので、まちに新しい駅が出来上がっていく様子をご覧になってください」


■相鉄・東急直通線路線図
■相鉄・東急直通線路線図
富山県出身で、北陸新幹線富山駅の設計・施工にも携わった早﨑所長。鉄道は利便性だけでなく子ども達をはじめとする多くの人を惹きつける魅力があると語る
富山県出身で、北陸新幹線富山駅の設計・施工にも携わった早﨑所長。鉄道は利便性だけでなく子ども達をはじめとする多くの人を惹きつける魅力があると語る

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最新技術を適材適所で採用し、着々と建設が進む神奈川の新・大動脈(鉄道・運輸機構だより2020新春号)