
北海道新幹線
2023年12月7日更新
トピックス
- お知らせ YouTube動画「【長万部町×JRTT鉄道・運輸機構】北海道新幹線の停車駅! 長万部町ってどんなところ?町民に聞いてみた!」を公開しました
- お知らせ YouTube動画「女子鉄アナウンサー、北海道新幹線建設現場に初潜入」(全2本)を公開しました
- プレスリリース 北海道新幹線 新八雲(仮称)駅高架橋の起工式の開催について (PDF: 350.9 KB)
- プレスリリース 令和5年度「北海道新幹線建設事業(道央地区)暴力団等排除連絡協議会」定例総会を開催します (PDF: 280.1 KB)
- プレスリリース 令和5年度「北海道新幹線建設事業(道南地区)暴力団等排除連絡協議会」定例総会を開催します (PDF: 278.9 KB)
概要
北海道新幹線は、函館市・小樽市付近を経由して札幌市に至る路線です。 現在は新函館北斗・札幌間の整備を行っています。
新函館北斗・札幌間の線路延長は約212kmであり、平成24年6月に工事実施計画の認可を受け、新青森・新函館北斗間の開業から概ね20年後の完成を予定して工事に着手しました。
平成27年1月の政府・与党申合せにおいて、沿線地方公共団体の最大限の取組を前提に、5年前倒しし令和12年度末(2030年度末)の完成を目指すこととされました。


路線図・主な工区

事業の進捗状況
(2023年11月1日現在)
用地取得率
用地取得率=取得済面積/要取得面積
土木工事着手率
土木工事着手率=着工延長/土木工事延長
新函館北斗・札幌間の諸元表
完成予定時期 | 令和12年度末(2030年度末) |
---|---|
工事延長 | 約211.9㎞ 路盤:約7.4㎞(約3%) 橋りょう:約5.3㎞(約3%) 高架橋:約30.3㎞(約14%) トンネル:約168.9㎞(約80%)全17箇所 |
線路延長 | 約212km |
主要なトンネル | 渡島トンネル(約32.7㎞)、後志トンネル(約18.0㎞)、札樽トンネル(約26.2㎞) |
主要な橋りょう | 遊楽部川橋りょう(245m)、尻別川橋りょう(340m)、南倶登山川橋りょう(210m) |
経過地 | 北斗市、厚沢部町、八雲町、長万部町、黒松内町、蘭越町、豊浦町、ニセコ町、倶知安町、仁木町、赤井川村、余市町、小樽市、札幌市 |
駅 | 新函館北斗、新八雲(仮称)、長万部、倶知安、新小樽(仮称)、札幌 |
建設の経緯
S45.5 | 全国新幹線鉄道整備法成立 |
---|---|
S47.6 | 基本計画の決定 |
S48.11 | 整備計画の決定 |
H17.4 | 新青森・新函館北斗間の工事実施計画(その1)認可 |
H22.5 | 新青森・新函館北斗間の工事実施計画(その2)認可 |
H24.6 | 新函館北斗・札幌間の工事実施計画(その1)認可 |
H28.3 | 新青森・新函館北斗間開業 |
R5.3 | 新函館北斗・札幌間の工事実施計画(その2)認可 |
ニュースレター
鉄道・運輸機構(JRTT)北海道新幹線建設局ではニュースレターを発行しています。
北海道新幹線建設に関する様々な情報を発信していきます。
ギャラリー
これまでの建設中の様子
パンフレット
PROJECT REPORT


トンネルの壁を組み立てるシールドマシンのエレクター(注1)(札幌工区)
(注1)エレクター:シールドマシンの中でセグメント(トンネルの壁)を組み立てる装置。
小樽市から札幌市へ、北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)の最後の区間を建設するのが札幌鉄道建設所だ。山岳地帯を抜けて札幌市内の住宅地に入ることから、山岳トンネルと都市トンネル双方の建設技術が駆使されている。新幹線建設の技術が凝縮された現場を取材した。
都市と自然が同居するエリアに新幹線を建設する
穏やかな波が打ち寄せる広い砂浜。ここは、小樽市の東端にある銭函(ぜにばこ)海水浴場。銭函は、札幌駅から電車で20分ほどの場所にある町だ。札幌・小樽への通勤圏であると同時に、手軽な海水浴スポットでもある。
砂浜のすぐ背後には、小高い山が連なっている。ひょっこりと高い山は、標高537mの銭函天狗山。低山のわりに本格的な登山になるものの、頂上からは銭函の町を見晴らせるそうだ。この辺りは、札幌のベッドタウンとしての顔と、海と山に囲まれた自然豊かな町としての顔、両方を持っている。その銭函天狗山の下で、北海道新幹線札樽(さっそん)トンネルの建設工事が始まっている。同新幹線で最も札幌方に建設される全長約26.2kmのトンネルで、ここを抜けるとまもなく札幌駅に到着だ。
札樽トンネルの札幌方約17.7kmを含め、札幌駅東方に建設される車両基地まで約20.5kmの土木工事を担当しているのが、北海道新幹線建設局札幌鉄道建設所だ。銭函海水浴場を訪れる前日、長川善彦所長の案内で建設現場を訪れた。
「現在、当建設所が担当する区間は4工区に分かれています。大部分が札樽トンネルですが、同じトンネルでも山岳トンネル向けのNATM(ナトム)工法で建設する工区と、都市トンネル向けのシールド工法や開削工法で建設している工区があることが特徴です」(長川所長)


バックナンバー
固い岩盤を慎重に掘り進み徐々に姿を現しつつある小樽の新幹線(鉄道・運輸機構だより2021秋季号掲載)
さまざまな工法を使い分け、自然環境を守りながら進むトンネル工事(鉄道・運輸機構だより2020秋季号)
北海道特有の自然環境に配慮したトンネル工事(鉄道・運輸機構だより2018秋季号)
メディア掲載情報
JR北海道の車内誌「The JR Hokkaido 新幹線(あした)をつくる」
2023年12月号 Vol.31(最新号) 新幹線駅を活用したまちづくり4駅合同会議を開催しました!
バックナンバー
2023年11月号 Vol.30 鉄道フェスティバルin北海道に参加しました!(PDF:2,192KB)
2023年10月号 Vol.29 札幌車両基地の起工式・安全祈願が行われました(PDF:1,300KB)
2023年9月号 Vol.28 地域に愛される新幹線をめざして(PDF:2,494KB)
2023年8月号 Vol.27 駅部の本格的な工事が始まります(PDF:2,385KB)
2023年7月号 Vol.26 広報展示スペースの展示品紹介vol.2~学習編~(PDF:1,603KB)
2023年6月号 Vol.25 広報展示スペースの展示品紹介vol.1~体験してみよう編~(PDF:1,715KB)
2023年5月号 Vol.24 道南拠点オフィス「つながれーる道南」がオープンしました(PDF:1,342KB)
2023年4月号 Vol.23 北海道新幹線建設に特化したSNSをオープン!(PDF:1,826KB)
2023年3月号 Vol.22 いよいよ高架橋等の工事が始まります(PDF:1,375KB)
2023年2月号 Vol.21 終着駅にいちばん近いトンネル(PDF:1,277KB)
2023年1月号 Vol.20 本年もJRTTをよろしくお願いします(PDF:2,023KB)
2022年12月号 Vol.19 長万部町内で初のトンネル貫通!(PDF:2,238KB)
2022年11月号 Vol.18 JRTTは積極的な広報活動を行っています!(PDF:1,605KB)
2022年10月号 Vol.17 新幹線駅を活用したまちづくり4駅合同会議を開催(PDF:1,538KB)
2022年9月号 Vol.16 JRTT・JAL・JR「3つのJ」で北海道を盛り上げます!(PDF:1,870KB)
2022年8月号 Vol.15 夏休みこども企画 北海道新幹線クイズ 第2弾(PDF:1,080KB)
2022年7月号 Vol.14 夏休みこども企画 北海道新幹線クイズ(PDF:851KB)
2022年6月号 Vol.13 ニセコトンネルが貫通しました!(PDF:1,439KB)
2022年5月号 Vol.12 北海道新幹線札幌延伸のスタート地点の工事を担う北斗鉄道建設所(PDF:1,432KB)
2022年4月号 Vol.11 培った技術力を存分に発揮して進むトンネル工事(PDF:1,549KB)
2022年3月号 Vol.10 北海道新幹線(新青森・新函館北斗間)開業6周年(PDF:1,673KB)
2022年2月号 Vol.9 北海道新幹線が雪に強い理由(PDF:1,508KB)
2022年1月号 Vol.8 新幹線開業効果(PDF:1,406KB)
2021年12月号 Vol.7 札幌市街地の地下トンネル(PDF:1,764KB)
2021年11月号 Vol.6 新幹線と用地取得のこと(PDF:2,698KB)
2021年10月号 Vol.5 開通に向け難工事に挑む(PDF:1,966KB)
2021年9月号 Vol.4 受け継がれる技術〜青函トンネルの建設〜(PDF:1,591KB)
2021年8月号 Vol.3 地元に愛される駅を目指して(PDF:1,676KB)