労働環境改善船
労働環境改善船とは
JRTTでは、国土交通省が平成29年6月に公表した「内航未来創造プラン」の実現に向けた取組みとして、平成30年度に労働環境改善船の制度を設け、船員の居住環境改善と労働負担軽減を図る船舶の建造を促進しています。
労働環境改善船は、船上における船員の労働環境や居住環境改善のために、次に掲げる設備の設置や措置を施した船舶です。
- 労働負担軽減設備
船内LAN、Wi-Fi等の通信設備、航海データや機関データを取得する航海設備 - 居住等環境改善措置
居住区の騒音防止措置または暑さ対策 - 荷役・船員作業負担軽減設備
荷役、出入港、船内監視等に使用する遠隔操作装置、船員確保・育成するための居住設備またはA重油等専焼船
なお、労働環境改善船として建造される船舶に対しては、必ず措置して頂くもの(必須条件)、任意に措置して頂くもの(追加条件)を組み合わせ、最大0.2%の金利軽減が適用されます。詳しくは下図及び「事業金利」の「金利軽減等制度」をご覧ください。
基準適合機器の一覧
主な設備要件について、労働環境改善船基準への適合を確認している機器の一覧は以下をご参照ください。
- 労働環境改善船基準適合機器一覧(船陸間通信設備、航海情報集約表示装置、機関データロガー)(PDF:170KB)
お問合せ
一覧表に記載されていない機器について、基準への適合確認や一覧表への記載等を希望される機器製造事業者等の方は、以下の連絡先までお問合せください。
そのほか、労働環境改善船に関するご相談全般に応じております。
連絡先
共有船舶建造支援部 技術支援課
TEL 045-222-9123
FAX 045-222-9150