令和6年度 第1回委員会 議事要旨/委員会資料

開催年月日 令和6年7月17日(水)16:00~18:00
開催場所 鉄道・運輸機構 第1会議室
出席者

委員
委員  奥原 玲子 (光和総合法律事務所 弁護士)
委員  加藤 達也 (新創監査法人 パートナー)
委員  金子 雄一郎(日本大学 理工学部 教授)
委員  根本 敏則 (敬愛大学 経済学部 教授)
委員  原田 峻平 (名古屋市立大学 データサイエンス学部 准教授)

※五十音順

機構
浅川理事、北條鉄道助成統括役、黒川鉄道助成部長、尾崎同部担当部長、四元特定財源管理課長、久保助成課長、田中同課統括課長補佐

議事次第

〔開会〕

  • 議事1 鉄道助成業務の実施状況に関する事項(審議事項)
    1.令和5年度 補助金審査の概況
    2.令和5年度 補助金審査の実施状況(個別案件)

  • 議事2 その他鉄道助成業務の実施に関し必要な事項(審議事項)
    1.令和6年度 審査等業務の主な取組み(案)
    2.令和6年度 補助金審査計画(案)

  • 議事3 鉄道助成業務に関係する動向(報告事項)
    1.令和5年度 補助金執行状況
    2.令和5年度 鉄道助成関係補正予算
    3.令和6年度 鉄道助成関係予算

〔閉会〕

概要

委員長の任命

  • 各委員の互選により、令和6年度から根本敏則委員(敬愛大学 経済学部教授)が委員長として任命された。
機構

前回の委員会をもって、杉山委員長が退任されたため、規程に基づき各委員より委員長を互選いただきたい。事務局としては、これまで長期にわたり交通経済学を専門とし、複数の国土交通関係の委員会に出席している根本委員が委員長にふさわしいと考えるが如何か。

委員

異議なし。

機構

各委員の了解が得られたので、令和6年度より根本委員が委員長に就任された。

委員

鉄道助成業務が効率的に進められるよう今年度から委員長として努力していく。

議事1.鉄道助成業務の実施状況に関する事項(審議事項)

資料1.pdf(PDF:1,071KB)
  • 【資料1-1「令和5年度 補助金審査の概況」】、【資料1-2「令和5年度 補助金審査の実施状況」】を事務局から説明し、審議の結果、鉄道助成業務が適切に遂行されていることが認められた。
委員

「仕様書等の条件と実績」を令和6年度の重点審査項目としなかったのは、令和5年度において確認した事象の件数に対して、件数が少なかったからということか。

委員

然り。

委員

確認された事項については、補助要綱等に記載されているにも関わらず、事業者が実施していないということか。

機構

要綱上は細かく記載されているものではない。事業者に対しては補助金実務説明会等を通じて事例とともに周知しているところである。

委員

機構と事業者の間で解釈の相違があるのか。

機構

そのようなことはない。

委員

特命随意契約の理由の整理が不十分であった事業はどのように処理されたのか。

機構

後日、追加の説明を受け、特命随意契約の理由が妥当であったものについては補助を行った。

委員

補助金審査に要する人員、日数等の規模感如何。また、事業者から補助の対象範囲等の問い合わせに対応する体制如何。

機構

事業の規模によるが、事業1件あたり最低2名の審査員を確保しており、大規模なものについては5名程度で対応した実績がある。事業者からの問い合わせについても、適宜、機構が対応をしているところ。

委員

令和5年度の鉄道技術開発費補助金の審査において、指摘事項はあったのか。また、審査は全件、それとも抽出のどちらで行ったのか。

機構

指摘事項はなかった。また、審査は全件で実施した。

議事2.その他鉄道助成業務の実施に関し必要な事項(審議事項)

資料2.pdf(PDF:227KB)
  • 【資料2-1「令和6年度 審査等業務の主な取組み(案)」】、【資料2-2「令和6年度 補助金審査計画(案)」】を事務局から説明し、審議のうえ、了承された。
委員 令和6年度の重点審査項目については、適当であると考えるが、昨年度以前の審査結果を見るに、今回の重点審査項目は指摘になりやすい箇所であることが分かっているのであれば、事前に説明会等で周知をしていくことが重要なのではないか。
機構

既に開始している補助金実務説明会では、令和6年度の重点審査項目について、過去の指摘事例を交えながら説明しているところ。今後の説明会においても強調して周知していく。

委員

補助対象範囲については、例年、件数が多く、重点審査項目にも継続的に選定されていると認識している。また、従前から説明会で周知されていると認識しているので、改善をしていくのであれば方法を変えるなどの検討が必要ではないか。

機構 検討することとする。
委員 実態として、抽出審査を行った事案において、指摘事項はあったのか。抽出審査の中で指摘事項があった場合、抽出しなかった箇所に、見落としの可能性があるのではないか。
機構 令和5年度においては、指摘された事案はあった。一方で、指摘があった際には、必要に応じて抽出の範囲を広げ、追加の審査を行うこととなるが、今回の指摘内容については、他の事案にまで対象を広げる必要があるようなものではなかった。現状では抽出審査を行っているのは整備新幹線整備事業費補助のみであるが、実態としては、審査については最低限の「20件以上」、「1/4以上」を実施するだけではなく、限られた人員と時間を可能な限り投入して対応している。
委員 審査において、デジタルツールを活用するなど、審査の効率化の手法について事業者から意見を聞くなど検討を進めることが重要であると考える。
機構 デジタルツールの活用等、広く事業者等の意見を取り入れて業務の効率化に努める。
委員 法令遵守の体制の確認とあるが具体的にどのような方法で確認しているのか。また、資料中の「現地審査集中期間の負担軽減」とあるが、どのような意味か。
機構 法令遵守の体制の確認については、補助金審査の機会を通じて、事業者に対して会社の体制等のヒアリング等を実施している。「現地審査集中期間の負担軽減」とは、審査業務の平準化を図ることを意味する。

議事3.鉄道助成業務に関係する動向(報告事項)

資料3.pdf(PDF:1,309KB)
  • 【資料3-1「令和5年度 補助金執行状況」】、【資料3-2「令和5年度 鉄道助成関係補正予算」】及び【資料3-3「令和6年度 鉄道助成関係予算」】を事務局から報告した。

    議事総括(まとめ)

    • 改善意見は「なし」となり、これまでの取り組みを引き続き適正に実施していくこととされた。

    配布資料

    委員名簿.pdf
    (PDF:134KB)
    資料1.pdf
    (PDF1,071KB)

    議事1 鉄道助成業務の実施状況に関する事項(審議事項)
     ・資料1-1 令和5年度 補助金審査の概況
     ・資料1-2 令和4年度 補助金審査の実施状況(個別案件)

    資料2.pdf
    (PDF:227KB)

    議事2 その他鉄道助成業務の実施に関し必要な事項(審議事項)
     ・資料2-1 令和6年度 審査等業務の主な取組み(案)
     ・資料2-2 令和6年度 補助金審査計画(案)

    資料3.pdf
    (PDF1,309 KB)

    議事3 鉄道助成業務に関係する動向(報告事項)
     ・資料3-1 令和5年度 補助金執行状況
     ・資料3ー2 令和5年度 鉄道助成関係補正予算
     ・資料3ー3 令和6年度 鉄道助成関係予算

    鉄道助成