三陸鉄道北・南リアス線(復旧工事)
三陸鉄道は、旧日本鉄道建設公団が昭和40年より久慈線、盛線として建設を進めましたが、昭和55年、国鉄再建法により工事中止に至りました。その後、昭和56年11月に第三セクター三陸鉄道株式会社が設立され、昭和59年4月1日、新たに北リアス線、南リアス線と名付けられ、第三セクター化第一号として開業しました。
平成23年3月11日の東日本大震災により、三陸鉄道は、巨大津波で壊滅的な被害を受けました。
機構は、これらの復旧について、三陸鉄道株式会社からの要請により、全面的な支援を行うことになりました。
主な工事内容は、津波で流出した盛土、線路及び通信ケーブルの復旧、地震で損傷した橋りょうの修復、津波で流出した駅及び橋りょうの再構築などです。
平成24年4月1日に、北リアス線田野畑・陸中野田間、平成25年4月3日に、南リアス線盛・吉浜間、そして平成26年4月5日に、南リアス線吉浜・釜石間、平成26年4月6日に、北リアス線小本・田野畑間がそれぞれ運行を再開し、全線運行再開となりました。
経緯
平成23年 3月 | 東日本大震災の発生 |
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平成23年11月 | 三陸鉄道復旧工事の施行協定締結 |
平成24年 4月 | 北リアス線、田野畑・陸中野田間 運行再開 |
平成25年 4月 | 南リアス線、盛・吉浜間 運行再開 |
平成26年 4月 | 南リアス線、吉浜・釜石間 運行再開 |
平成26年 4月 | 北リアス線、小本・田野畑間 運行再開 全線運行再開 |