東北新幹線(盛岡・八戸間)

開業日: 2002年12月1日

東北新幹線(盛岡・八戸間)の開業により首都圏と北東北を結ぶ時間が大幅に短縮され、生活にゆとりをもたらすとともに沿線地域の産業経済の発展や観光開発に役立っています。

概要

東北新幹線(盛岡・八戸間)の延長は約97kmとなっています。平成3年8月に工事実施計画の認可を受け工事に着手し、平成14年12月1日に開業しています。整備新幹線としては北陸新幹線(高崎~長野間)に引き続き2番目の開業となります。

開業した盛岡~八戸間の構造物の構成は、トンネル区間が約73%、高架橋などの明り区間が約27%となっています。
設置された駅はいわて沼宮内、二戸、八戸の3駅となっており、東北本線現駅と併設しています。

東北新幹線(盛岡・八戸間)の開業により、今まで東京・八戸間は東北新幹線の東京・盛岡間、在来線の盛岡・八戸間の乗り継ぎで最短3時間33分を要していましたが、新幹線「はやて」により最速で2時間56分で結ばれることとなり、大幅な時間短縮となりました。

新たに開発された技術

約60.4kmに及ぶスーパーロングレールを敷設し保守の効率化を図っています。また、新ATC(デジタルATC)を採用し、運転自隔の短縮や運転時分の短縮を図るとともに、スムーズなブレーキによる乗り心地の向上を図っています。


新ATC一段ブレーキ制御

スーパーロングレール

ギャラリー


景観を考慮したアーチ橋
第3馬淵川橋りょう


北上川にかかる鉄けた
第5北上川橋りょう

世界最長陸上トンネル(開業当時)
岩手一戸トンネル


八戸駅

鉄道建設